「下半身で投げろ！」の本当の意味 その1

こんにちは！たいせいです。

「もっと下半身を使って投げろ。」

ピッチャーをやっている人なら

必ず言われたことがある

セリフだと思います。

では、

下半身を使うとは

いったいどういうことか

わかりますか？

ぼくは最初、

「きっとひざを曲げて沈み込んで

　投げるってことだ！」

と思い、

実践してみましたが、

結果は逆効果でした。

スピードも出ないし

手投げにもなる

数十球投げただけで

疲れてしまいました。

そう、下半身を

使うということは、

ひざを曲げて

沈み込む

ということではありません。

この2つの写真をみれば

わかりますが、

ひざはあまり曲がっていません。

投球方向にむかって

軸足で蹴っています。

そうすることによって

一本足で立ち、軸足にたまったパワーが

ロスすることなく

踏み込み足に乗ります。

これが

正しい軸足の使い方です。

スクワットを想像していただくと

わかりやすいのですが、

ひざを少しだけ曲げるのと

一番下まで落とすのとでは

どちらがより重い重量を

あげることができるでしょうか？

 答えは、

少し曲げた方です。

このように、

ひざを使わないほうが

より大きな力を引き出す

ことができます。

ただし、

軸足の蹴りのとき

注意してほしいことがあります。

それは、

からだのバランスが

保てる範囲で蹴る

ということです。

軸足の蹴りを意識すると

前に進むとき

上半身が

前かがみまたは後ろに反る

踏み込み足が着地する前に

ひざが正面を向き

同時に上半身も正面を向く

ということがよくあります。

これは強く蹴ろうとするあまり

ただ力んでいるだけ

になります。

シャドーピッチングや

ネットスローで

軸足の蹴りを何度も反復練習し

からだの力を抜いてリラックス

かつ

力強く蹴る

ことができるようになりましょう！

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。